MtG スタンダード 【ジェスカイドラゴン】

こんにちは。マルコです。

 

先日、イクサラン環境でずっと調整していたデッキ【ジェスカイドラゴン】で、やっと3-0出来たので、デッキをさらしていこうと思います。

 

この日はボーラスじゃんけん勝って、プロモからアガサ釜とカルノサウルスが出てきた。やべー日でした。

 

 

・デッキコンセプト

 イクサランで魂の洞窟が再録されると聞いた時、「たまくつから何が出れば一番強いだろうか」と色々カードを眺めていた時

「そうだ、ズルゴとオジュタイ出せば最強だ」

と天啓を得た結果作成し始めたデッキになります。

 

 

Zurgo and Ojutai / ズルゴとオジュタイ (2)(青)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — オーク(Orc) ドラゴン(Dragon)

飛行、速攻
このターンにこれが戦場に出たのであるかぎり、これは呪禁を持つ。
あなたがコントロールしている1体以上のドラゴン(Dragon)がプレイヤーやバトルのうち1つに戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上にあるカード3枚を見る。そのうち1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下望む順番で置く。あなたはそれらのドラゴンのうち1体を、オーナーの手札に戻してもよい。

4/4

MTGwikiより

 

戦場に出たターンは呪禁(対象に取られない)を持ち、ドラゴンがプレイヤーかバトルに戦闘ダメージを与えると、デッキ上3枚見て1枚加え、その後ダメージを与えたドラゴン1体を手札に戻してよい というカード。

 

出たターンはほぼ無敵であるこのドラゴンですが、唯一打消しにはすこぶる弱いという弱点を抱えていました。

 

ですが、今回魂の洞窟を手に入れたことによりその弱点も消え、出しては殴り手札に戻す。出しては殴り手札に戻すを繰り返す最強の飛び道具と化したズルゴとオジュタイを上手く使って勝つというのが、このデッキのコンセプトとなります。

 

デッキリスト

 

・カード解説

ゴバカーンへの侵攻

Invasion of Gobakhan / ゴバカーンへの侵攻 (1)(白)
バトル — 包囲戦(Siege)

(包囲戦(Siege)1つが戦場に出るに際し、それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき、それを追放する。その後、それを変身させた状態で唱える。)
ゴバカーンへの侵攻が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの手札を見る。あなたはその中から土地でないカード1枚を追放してもよい。そのカードが追放され続けているかぎり、それのオーナーはそれをプレイしてもよい。これにより呪文を唱えるためのコストは(2)多くなる。

3
Lightshield Array / 光盾の陣列
〔白〕 エンチャント

あなたの終了ステップの開始時に、このターンに攻撃した各クリーチャーの上にそれぞれ+1/+1カウンター1個を置く。
光盾の陣列を生け贄に捧げる:ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは呪禁と破壊不能を得る。

MTGwikiより

 

ズルゴとオジュタイは、プレイヤーに複数のドラゴンで殴りに行っても、誘発する効果は一回ですが(後述する例外あり)、プレイヤーとバトルを一斉に殴ると、効果が二回誘発します。そのため、ズルゴとオジュタイの効果を最大限活かすには、デッキにはジェスカイカラーの強いバトルを採用する形になります。

 

その中でもゴバカーンへの侵攻は

・相手の除去、打消しを弾いておく

・5コスドラゴンが主軸の遅めのこのデッキにおいて、マナコスト増加で時間稼ぎになる

・裏返れば自身の高コストドラゴンを守る事が出来る

・+1カウンターを乗せることで、ズルゴとオジュタイがワンパンでタルキールへの侵攻を裏返すことが出来る

 

と色々なシナジーを発揮するため、採用となりました

 

・タルキールへの侵攻

Invasion of Tarkir / タルキールへの侵攻 (1)(赤)
バトル — 包囲戦(Siege)

(包囲戦(Siege)1つが戦場に出るに際し、それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき、それを追放する。その後、それを変身させた状態で唱える。)
タルキールへの侵攻が戦場に出たとき、あなたの手札にある望む枚数のドラゴン(Dragon)・カードを公開する。そうしたとき、これでない1つを対象とする。タルキールへの侵攻はそれに、Xに2を足した点数のダメージを与える。Xは、これにより公開されたカードの枚数の等しい。(Xは0でもよい。)

5
Defiant Thundermaw / 果敢な雷口
〔赤〕 クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

飛行、トランプル
あなたがコントロールしているドラゴン(Dragon)1体が攻撃するたび、1つを対象とする。そのドラゴンはそれに2点のダメージを与える。

4/4

MTGwikiより

 

このデッキのメイン勝ち筋は、

「ズルゴとオジュタイで、タルキールへの侵攻とドラゴンを手札にかき集めて、最後はバーンで焼き切る」

です。

 

 タルキールへの侵攻は、序盤に使えば相手のクリーチャーを捌くカードになり終盤に使えばフィニッシャーになると、このデッキにおいて序盤中盤終盤スキのないカードになります。

 

また、裏面の効果もドラゴンの多いこのデッキとあっており、単純に殴って試合を終わらすのも良し。相手の小粒クリーチャーに飛ばして盤面を更地にするも良し。少しだけ打点の足りなかったバトルに飛ばして、裏面を誘発させても良しと、様々な使い道があります。

 

後、地味に役に立つこととして、ズルゴとオジュタイと裏面で相手に戦闘ダメージを与えた後、クリーチャーになったタルキールをオジュタイの効果で戻し、メイン2に表面として唱えなおして相手に飛ばすというプレイングがあります。相手にとって予想外の本体火力となるので、意外と役に立つ場面は多いです。

 

・かき消し

序盤の動きがあまりにもないため、自衛用。ドラゴサウルスが宝物を産み出すと、ドラゴン出しながら構えられる軽さが嬉しい。

 

・コラガンの戦争屋

Kolaghan Warmonger / コラガンの戦争屋 (2)(赤)
クリーチャー — オーガ(Ogre) 戦士(Warrior)

速攻
コラガンの戦争屋が攻撃するたび、あなたのライブラリーの一番上にあるカード6枚を見る。あなたは「その中からドラゴン(Dragon)・カード1枚を公開し、あなたの手札に加える。」を選んでもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

3/2

MTGwikiより

 

 殴る度トップ6枚見てドラゴンを加えるカード。このデッキの貴重なドロソ枠。

 

そして一番強いのが「速攻持ちで、打点が3点あること」そう、2Tに出したゴバカーンを、3T目にコラガンでひっくり返せるのです。こうすることで次ターンから出てくる手札のドラゴンはぐんと生存率が上がりますし、打点もどんどん上がり、相手も対処し辛くなっていくのです。

 

・燃える魂、サルカン

Sarkhan, Soul Aflame / 燃える魂、サルカン (1)(青)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

あなたがドラゴン(Dragon)呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
ドラゴン1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「ターン終了時まで、燃える魂、サルカンは名前が《燃える魂、サルカン/Sarkhan, Soul Aflame》であり、他のタイプに加えて伝説であることを除き、それのコピーになる。」を選んでもよい。

2/4

MTGwikiより

 

 ドラゴンクリーチャーのマナを下げてくれる、まぁコッコ・ルピアみたいな奴。

サルカンがいると4T目にドラコサウルスやオジュタイが出るので、それだけでテンポをかなり得出来ます。また、2/4というアグロに強いステータスも魅力的。

 

が、こいつの真価が発揮されるのは、ズルゴとオジュタイを出した時。ズルゴとオジュタイの効果を持つため、一回殴ると効果が二回誘発。更にバトルとプレイヤーを別々に殴っていれば、2回誘発が2回起きるので、

 

「デッキ上を12枚見てハンドに4枚カードを加える」

 

爆アド製造機が誕生します。これが決まれば大抵の試合は勝てます。

 

燃え立つ空、軋賜

Atsushi, the Blazing Sky / 燃え立つ空、軋賜 (2)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon) スピリット(Spirit)

飛行、トランプル
燃え立つ空、軋賜が死亡したとき、以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を追放する。次のあなたのターンの終了時まで、あなたはそれらのカードをプレイしてもよい。
・宝物(Treasure)トークン3つを生成する。

4/4

MTGwikiより

 

 4マナドラゴンがスタン環境に何体かいますが、その中でも「土地が止まってオジュタイが出せない!!」状況を宝物で何とかしてくれるカードとして採用。重いデッキなので宝物はいくらあっても困りません。マナフラしている時は上の効果を使う時もあります。

 

・放浪王

The Wandering Emperor / 放浪皇 (2)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー

瞬速
放浪皇がこのターンに戦場に出たのであるかぎり、これの忠誠度能力を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも起動してもよい。
[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、それは先制攻撃を得る。
[-1]:警戒を持つ白の2/2の侍(Samurai)クリーチャー・トークン1体を生成する。
[-2]:タップ状態のクリーチャー1体を対象とする。それを追放する。あなたは2点のライフを得る。

3

MTGwikiより

 

 はそこそこ強いこのデッキですが、後手が恐ろしいほど弱かったため、盤面まくり用として採用したカードです。なんだかんだ-2は強い。

 

 また、5Tに出したズルゴとオジュタイに+1効果を使い、打点5にすることでタルキールを一発でひっくり返すという、地味だけど大事なシナジーもあります。

 

・太陽降下

今のスタン、太陽降下でないとどうしようもない時ってありますよね。という事でのお守り枠。ズルゴとオジュタイで何とか引きに行きます。

 

・夜明けの空、猗旺

Ao, the Dawn Sky / 夜明けの空、猗旺 (3)(白)(白)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon) スピリット(Spirit)

飛行、警戒
夜明けの空、猗旺が死亡したとき、以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーの一番上にあるカード7枚を見る。その中から、土地でない望む枚数のパーマネント・カードをマナ総量の合計が4以下になるように選んで戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
・あなたがコントロールしていてクリーチャーや機体(Vehicle)である各パーマネントの上にそれぞれ+1/+1カウンター2個を置く。

5/4

MTGwikiより

 

 このデッキは、基本戦闘ダメージを与えてアドバンテージを取っていくのですが、ライフで負けていると、ドラゴンをブロッカーに回すために殴れない状況がままあります。

 そういう時に役に立つのがこの猗旺。警戒が付いているので殴りに行ける!打点が5あるのでタルキールを裏返せる!と痒い所に手が届く性能。サルカンがこいつをコピーしてタルキールを後手4T目にひっくり返す動きは中々強いです。

また、死亡時効果噛み合っており、放浪王や軋賜が出て相手の攻め手を止めたり、何ならタルキールが二枚捲れてリーサルなんてことも起きます。下の効果は使ったことないです。

 

ただし、色拘束がきつい、5コスクリーチャーをこれ以上増やすとデッキがデブる等の理由で、コラガンから捲れたらいいなぁの1枚採用となっています。

 

・骨集めのドラコサウルス

Bonehoard Dracosaur / 骨集めのドラコサウルス (3)(赤)(赤)
クリーチャー — 恐竜(Dinosaur) ドラゴン(Dragon)

飛行、先制攻撃
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を追放する。このターン、それらをプレイしてもよい。これにより土地カードを追放したなら、赤の3/1の恐竜(Dinosaur)クリーチャー・トークン1体を生成する。これにより土地でないカードを追放したなら、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。

5/5

MTGwikiより

 

 このデッキにおいて、ズルゴとオジュタイが攻めのフィニッシャーなら、ドラコサウルスは守りのフィニッシャー。5/5飛行先制攻撃は、大抵のアグロ、ミッドレンジデッキのクリーチャーに対して一方を取れる性能をしています。

 

そして特筆すべきはこいつの能力。居座るだけでアドバンテージを稼いでくれるため、こいつを立たせておいて、睨みを効かせておくだけで後手を取った時のテンポ遅れを取り戻せます。

 

また、この先制攻撃が良い味を出しており、ズルゴとオジュタイがいる時にドラコサウルスとオジュタイでプレイヤーに戦闘ダメージを与える際、先制攻撃が先にダメージ解決されるため、オジュタイの効果が二回誘発することになります。

 

 ただし、喉首狙い等で除去されるとやはり弱いので、出来ればゴバカーンで守れる状態を作っておきたいところです。

 

・ズルゴとオジュタイ

 

このデッキのキーカードでありフィニッシャー ではありますが、相手によっては5コス使ってエンドにハンドに帰るクリーチャーを出してる暇がないこともあるため、タルキールの裏面とドラコサウルスで盤面を固めて殴るだけで、出すことなく試合が終わることもしばしば。

 

それでも、例えばソーサリーの全体除去と打消しに勝ち筋を頼るコントロール系のデッキには無類の強さを誇り、オジュタイだけで完封できる試合もあります。

 

といったところでデッキ紹介になります。回している中で気づいた、デッキの細かいプレイ方針等もあるのですが、それはまた気が向いた時に書こうと思います。

 

ではまた。