大会備忘録【2024/04/28】

こんにちは。マルコです。

 

4月28日に行われた、第五回大魔導杯にて優勝いたしました。

 

ボックスは中々強かったので二度嬉しい

 

今回は、デッキ選択とか、レシピの試行錯誤、対戦記録諸々の雑感を書いていこうかなと思います。

 

・デッキ選択

 

大会に向けて持っていくデッキ候補として

白単人間

ボロス召集

アゾリウスコントロール

のどれかを使う予定でした。

 

まず、①の白単人間については、元々去年5月からずっと使っていたデッキであり、プレイングについては自信もあるデッキでしたが、いくつかの理由から採用は見送りました。

 

Ⅰボロス召集メタ煽りを受ける

現環境強いアグロといえばボロス召集であり、大会出るプレイヤーならここをメタるのは必然と考えられます。そしてとにかくボロス召集のメタカードが刺さる刺さる。

メインで一時的封鎖なんか打たれたもんには場が壊滅するため、今白単人間は冬の時代といえます。

 

Ⅱクリーチャーの質が良い

特にミッドレンジ系のデッキに言えますが、とにかくクリーチャーの肉質が良いです。分派の説教者グリッサアクロゾスと、エーデリンではどうしようもないデッキが多いです。

 

一応新しいカードを採用した構築も考えてましたが、BO1で全除去を食らいまくって断念。

 

②のボロス召集は、ちょっと練習していたこともあり持ち込むことも考えましたが、BO3の経験が浅いこともあり見送り。

嘘です、ほんとはウラブラスクの溶鉱炉が手に入らなくて諦めだけです。

 

上記の経緯もあり、結局ここ1ヶ月練習していた③のアゾリウスコントロールを持ち込むことにしました。

 

デッキリスト

デッキはこんな感じ。

完了ボタンに隠れているのはノーン様

 

元々は3/30のスタン神以降、知人に借りていたアゾコンを弄ったものになります。デッキを貸してくれている彼には感謝です。

 

前日夜。リスト提出の前にプロツアーのデッキを眺めている時、ふとアゾコンを使うヤソさんのツイートにて「自分のリストは土地が少なかった」という旨の呟きを発見。

 

リストを見ると、土地26枚奇しくも自分のデッキの土地も26枚で、普段の対戦でも負け筋に土地詰まりが多かった事を思い出し慌てて調整。

 

多くのリストでファストランドを採用している事を確認し、ファストランドを二枚追加し27枚体制に

結果的にはこれが功を奏し、大会当日の土地詰まりは覚えてる限り1回程と、非常にスムーズなレシピになったかと思います。

 

デッキの採用カードについてはサイドも含め、かなり満足のいくものですが、真昼の決闘メイン採用は、ボロス召集ヒロイックを一枚で封殺できるのが偉いが流石にちょっと怪しいのと、集団失踪より一時的封鎖でいいかなぐらいでしょうか。3歩先も4でいいかもしれません。このカードバグってるくらい強いので。

 

後解体爆破場は廃墟の地の方がいいです。私は持ってなかっただけです。

 

・対戦履歴

1回戦 ディミーアコントロール 相手先 2-1

1R 放浪皇を定着させ、ひたすら相手を対応に回させる。テンポを取り切り勝利。

2R お互いPWで殴りあうも、相手の魁人が定着し、除去しきれず負け。

3R 放浪皇着地から、除去を打消しで弾いていった所で、相手が対応無しと投了。勝ち。

 

2回戦 5C版図 自分先 2-0

1R ぺちぺち小突かれながらもクリーチャーを捌き、最後は隠していたジェイスをドン。LO勝ち

2R 今度は逆に投錨地と放浪皇の侍でひたすらぶん殴る展開。後ほど知るが、相手のデッキの魂の洞窟が2枚採用だったこともあり、アトラクサと怒りの大天使を全部打ち消して削り切り勝利。

 

3回戦 オルゾフコントロール 自分先 2-0

1R 相手がクリーチャー除去マシマシデッキなのは対戦中何となく感じており、「これはケイヤと死人に口なしだけ打ち消せばいいな」と早々にプランが立つ。予想通り相手のデッキの有効牌は少なかったようで、投錨地が止まらず勝利。

2R 1R目とほぼ同じ展開、リリアナを打消し、ケイヤを打消し、白黄昏のダニには太陽降下を打ち勝利。

 

4回戦 5C版図 自分先 1-2

1R メイン戦は相手も不利だと分かっていた様子。相手のミシュラに白行進を打った所で相手がサレンダー。時間制限を意識してる事が分かり、かなりアゾコン慣れしているなと少し警戒する。

2R 自分1マリ 盤面を除去し、ライフを取られるもハンドアドバンテージ差をつけていたが、こちらのアップキープに打たれた極悪非道の盗人X=8が通ってしまい、打消しも記憶の反乱もジェイスも取られそのまま爆死。

3R ハンデスでハンドをズタズタにされ、全除去がなくなった所で群れの渡り。こちらも投錨地でライフ6まで削っており、一回群渡りの15点パンチを食らう。

クリーチャーのお替りが無ければ6点出せる状況までもっていくも、メイン2にお替り群渡り。全除去は引けず負け。

 

5回戦 イゼットヒロイック 相手先 2-1

お互い対戦を希望したため、IDは無しで対戦。

1R 流石に目立ちたがりは強かった…竜巻のようにライフを持ってかれ負け。

2R 自分1マリ 残り1まで削られ、直接火力があれば負けの所まで追い込まれるも、相手のトップが揮わず、その間に痛烈な一撃や放浪皇でライフを盛り返し辛くも勝利。

3R 相手先4Tで、計画した目立ちたがりキャストから、戦慄大口の怒り2連打でアタック。9点は流石に受けれず失せろをキャスト。そこに下支えの呪禁対応。そこに上から白行進をハンド追放してX=2でキャスト。そこで相手の守るスペルが尽きて無事追放。その後トップから引いてきた真昼の決闘を置いた所で相手がサレンダー。勝ち。

 

決勝ラウンド 時間無制限リスト公開制 3位抜け

準々決勝 5C版図 自分先

2回戦目で勝った相手との再戦。先の試合で2-0していたこともあり、かなり心持ちとしては余裕をもってプレイできたのが結果的に良かったと思います。

1R 自分1マリ お互いリソースを稼ぎあう試合展開になるも、メイン打消しが入っている分こちらが最終的には有利な展開に持っていき、ライフを削り切り勝利。

2R ハンドの噛み合いも悪く、相手の大天使を処理できず削り切られ負け。

3R お互い派手な動きはせずに5T目。ノーン様を引く。

構えるマナを作ってから出そうかと一瞬思ったが、相手も太陽降下はサイドoutしてるだろうと予想し、そのまま叩きつける。

相手も「そういえば1枚入ってましたね…」とハンドを見て渋い顔をしたところから太陽降下はないと確信。最終的には苦々しい勝利で除去されるも、こちらも十分なリソースと打消しを溜め込めたため、ノーン様で削った8点分も含め、後は投錨地と侍で押し切り勝利。

 

準決勝 アゾリウスコントロール 自分先

お互いリストを見て「ああ、ここで当たるかぁ…」と激渋顔に。

相手はこちらのランデスが4枚入ってることジェイスが採用されていることメインで一時的封鎖が入ってる分不利なことに嘆き、こちらは相手のサイドを見て「船砕きの怪物どうすんだよこのデッキで…」と絶望することからスタート。相手に先手後手の選択権があったが、ハンドアドバンテージを考え相手は後手を選択

1R お互い打ち消しては流し、投錨地を潰してはミレックスを割り、隙を見てドローする緊迫した対戦に。とはいえこちらは明確にメインの有効牌が多いため、最後はハンドに喝破を三枚抱えた状態でジェイスを投下。LOで勝利。

 

ここまでで約1時間かかる試合となり、観戦していたジャッジから

「え、これ3本目じゃないんですか!?」

「あ…すいません1本目です…」

「あー…ちょーっと早めのプレイをお願いしますね。こちらも確認してなかったので申し訳ないんですが…」

「ウッス…スンマセン…」

ここら辺で夕食の提供が始まり、空きっ腹に揚げ物のいい匂いが辛くなってくる。

 

2R 相手のアクションに対し三歩先のフルモードをプレイ。正直勝負を焦った悪いプレイでした。勿論相手に打ち消され、そこからこちらが受けに回る試合展開に。プレミによるテンポロスをそのまま取り返せず負け。

3R こちらが先に放浪皇を定着させ、更に投錨地も早々に3枚引く幸先の良い試合展開。お互い少しづつ小突きながらも、こちらが徐々にハンドアドバンテージを付けていく展開に。

相手のハンド一枚に対しこちらは五枚。打消しもあるしここは強気にと、投錨地フルアタックでライフ4まで詰めてエンドを宣言した所、何と相手のラス1ハンドは船砕きの怪物。

(やばい!こいつのことすっかり忘れてた!)慌ててこちらのライフを見ると丁度7。ターンを返したら負ける状況。残りマナは7マナ。現状のハンドは太陽降下、告別、散歩先、推理と怪物をこのターン中どかすカードはない状況。

 

推理はハンドにあったため、トップで邪悪を打ち砕くか、白行進、失せろ。もしくは不確定ではあるが放浪皇でワンチャンという場面で、推理で引いたトップは失せろ。怪物を何とかターンを返す前に除去し、相手がそこで投了。

約2時間にわたる対戦はここ数ヶ月で一番楽しい試合でしたが、もーう暫くはやらなくていいですね。脳ミソ焼き切れそうでした。

 

決勝 ディミーアミッドレンジ 自分先

3分程の休憩を貰い決勝。先の試合で疲労はあったが、頭は冴えていたので勢いを殺したくなく、休憩を早々に切り上げ対戦に。

 

1R 自分1マリ 打消しを渋り過ぎたため、相手に小粒の打点を並べられ集団失踪は打消し。ディミーアの特異な試合展開に持ってかれ負け。

 

2R 相手2マリスタート。こちらとしては、ハンド差は付けばつくほど明確に有利になるマッチアップなため、この時点で余裕が出来る。予想通り打消しと除去で1:1交換をしていく中で相手が息切れして勝ち。

 

3R またもや相手が2マリスタート。大してこちらは推理もある喝破もある、記憶の氾濫もあり、土地も3枚で2マナ3マナはアンタップで置けると最高のハンド。

この時点でほぼ勝ちを確信。相手のミシュラランドにティシャーナを当て、そこに当ててきたアーティに喝破を当てた所で相手が投了。無事優勝となりました。

 

・雑感

優勝後は、興奮状態で胃があまり動かず、食事を早々に切り上げて帰ってしまったことが唯一の心残りでしたが、全体的にとても良い大会でした。何より自身の練習の結果が形になったことが嬉しかったですね。

 

放浪皇と記憶の氾濫が落ちる夏まで、このデッキで出れる大会には出たいなぁという気持ちです。デッキ返してって言われたら別のデッキ握らんとあかんですが。

 

ではまた。