大会備忘録【2023/12/16】

こんにちは。マルコです。

MTGスタンダードの大会で、昼、夜の部での両方優勝しました。

 

今回はデッキの説明と、大会のざっくりとした棋譜を載せていこうかと思います。

(滅茶苦茶集団失踪にキレてる人みたいになってますので、誤解なきように補足しておくと、別に太陽降下も許してません。)

デッキリスト

デッキリストはこちら。所謂【白単人間】です。

 

メインがクリーチャーだけで綺麗だと思った(小学生並みの感想)

・コンセプト

コンセプトは

「1戦目は何としてもとる」「事故らない」

の二つを基に組んでいます。

 

1戦目を、先手、後手関わらず取れさえすれば、二戦目を落としても三戦目で先手が取れるため、勝率がぐっと上がるのがこの手のアグロ系デッキの王道パターンです

 

「事故らない」というのはこの王道パターンを作るためにも大きく影響しており、もし一戦目で土地が詰まったり、受けに回るカードを引き過ぎて打点が足りなくなると、それだけでサイドからメタが飛んでこない貴重な一戦目を落とすことになります。

 

なので土地は24枚と、アグロデッキにしてはかなり多めに採用しており、除去札も粗暴な聖戦士のみと、テンポよく事故らずに打点を伸ばすことを意識しております。

 

・採用理由

・有望な信徒、徴兵士官

安定の4枚採用。サイドチェンジ後は、相手のクリーチャーのスタッツを考慮して枚数を減らしていきます。

 

スタッツの上昇で殴り合いに参加できることから、アグロ、ミッドレンジには有望な信徒を。

リソース勝負になるコントロール相手にはハンドが増やせる徴兵士官を優先して残すのがいいと思います。

まあ大抵徴兵士官2枚くらい減らしとけばいいっすよ。信徒強いんで。

 

・サリア

4枚積んどけ。先2Tでサリア叩きつけて相手を歪ませろ。

冗談はさておき。一般的にMtGで後手を取った時、試合のテンポを取り返すには一ターンにカードを二枚以上使い、相手よりアクション回数を増やすことが重要といわれております。つまり4Tに2マナ除去+2コスクリーチャー使ったりとかそういうのですね。

 

だが、このサリアというカード。それを許さない。そこが強いんです。

 

サリアの枚数を減らすのであれば、例えば婚礼の発表忠義の徳目放浪王など、クリーチャー以外の盤面展開方法がかなりデッキに入っていて、サリアの効果が自分も邪魔になるようなデッキタイプの場合になるかと思います。

 

・呪文書売り

事故防止カード一枚目。占術権利をばら撒くのはマジでやってます。

 

マナフラしそうでも、占術でトップの土地を弾いていけばいいし、寧ろ毎ターン呪文書売りの効果を誘発させるためにある程度土地は伸ばしたいので、やはり土地は結構入れちゃって大丈夫です。

 

ただし、こいつは2Tに出しても大して強くなく、3T以降に出して効果を誘発させるところまでセットであることから、4積ではなく少し数を減らして、他の2コスクリーチャーに枠を割いています。

 

・銅纏いの先兵

4枚入れる以外無い。以上。言うことなし。

 

・勇敢な旅人、ケラン

使ってみるとカードパワーの高さに驚くクリーチャー。先2で出すと、毎ターンアドを取られるのではと、下手するとサリア以上に相手が困ってしまいます。

相打ち取れるならどんどん突っ込ませて、効果誘発させながら、相手に対処を押し付けるといいです。

 

また、土地を弾けるので事故防止カード2枚目となります。

 

ただし、後手番の時は殴れるタイミングが無く空気になることが多いので、私は後手の時は全抜きしてサイドの対応札を入れるようにしてます。

 

・粗暴な聖戦士

現スタンダードの環境を見るのであれば、聖戦士ではなく邪悪を打ち砕くや骨化を入れた方が丸いのですが、

「自身のサリアに困らない」

「打点ともなりえる」

「ケランやイーオスから持ってこれる」

「単体除去が少ない、一戦目後手の時のボードアドバンテージまくり性能が高い」

といった理由から4枚採用となりました。相手がサイドから単体、全体除去を入れてくるサイドチェンジ後は、数を減らして邪悪を打ち砕くや骨化や入れます。

 

・第3の道のロラン

この白単、先2Tスクーナー船が無理過ぎるので入れたカード。スタッツが貧弱なのであんまり入れたくないのですが、イーオスやケランでお願いドロー出来る可能性を考えてメインに一枚挿しております。

 

・包囲の古参兵

大会前日にデッキの相談をしていた方からおすすめされたカード。ほおっておくとスタッツがポコポコ伸びていって、信徒の訓練も誘発しやすくなるのでかなり強い

 

完全に肌感覚ではありますが、2枚がちょうどいい枚数な気がします。デッキのクリーチャー全部が兵士というわけではなく、また単体だとちょっとだけカードパワーが落ちてしまうので。

 

・エーデリン

まぁこいつも4枚積んどけ枠。

 

伝説クリーチャーを4枚積むのは、手札に被った時に困らないかという事をよく聞かれますが、サリアにしろエーデリンにしろ、見たら相手が血眼になって除去ってくるので杞憂です。ドヤ顔で二枚目を叩きつけましょう。

 

少なくとも私は手札に被って困った試合は殆どなかったです。エーデリン殴りに行ったら、絶対1対1交換以上は出来ますからね。手札に被ってたら突っ込ませるのも手です。

どうしても被りが怖いときは、ボロス人間にして、似たような効果を持つアニムパカルを入れるというのは一つの手かもしれません。

 

・イーオスの遍歴の騎士

クリーチャー以外も増やしていると、あまりヒットせずもやもやしますが、このデッキなら9割9分クリーチャーがヒットするので、コスパ最高のカードとなります。

 

マイナス修正系のメタカードにも強く、銅纏い一体居れば、シェオルドレッドと相打ち持っていける優秀なスタッツも魅力です。

 

・対戦棋譜

昼の部

1回戦 ボロス人間 2-0

順当に盤面を並べて勝ち。痛烈な一撃でアニムパカルをぶち抜いたのが勝因でした。

 

2回戦 【ナヤ人間】 2-1

先月の同じお店の同じ大会で、決勝で当たり負けた相手との再戦。1戦目は相手が土地2で止まっていたおかげで何とか勝利。

2戦目は粗暴な聖戦士二枚体制で盤面を固めていたが、あと少しの所で相手に単体除去を引かれ、粗暴で抑えていたクリーチャー6体ぐらいが解放され負け。

3戦目は3Tエーデリン、4T銅纏い2体の最強黄金ムーブが決まり勝利。

 

3回戦 【青白コントロール】 2-1

一戦目、メインからエルズペスの強打が飛んできて思わず顔が歪む。そのまま太陽降下等で流される厳しい展開が続く。Twitterではメインは全勝したと言いましたが、この試合は落とした気がします。

 

2戦目は覚えてなく、そのまま三戦目。

 

相手の執拗な除去でかなり濃厚な負け展開だったが、サイドから入れた災厄の痕跡に打消しを使われた所に、スタックでもう一枚痕跡を打って、相手の太陽降下を一ターンずらして何とか勝利。

 

因みに試合中は私も気づきませんでしたが、相手の土地にミシュラランドが二枚あり、痕跡に打消しを相手が打っていなければ二枚起動のマナが足りており、そのまま殴られて負け確、しかも痕跡を私が二枚持っているのは、ケランで公開しているので相手も(忘れていたとはいえ)知っていたので、かなり危ない試合でした。

 

4回戦 【5C版図】 2-0(昼の部決勝)

一戦目、相手は束縛二枚でこちらを抑え込むハンドになっており、試合時間を引き延ばされ7マナに到達。

群渡りで展開されたが構わず無理やり殴り、返しで集団失踪を打たれるも、最後はミシュラ起動とエーデリンのトークン3点でぴったりライフが足りて勝利。

 

2戦目は2Tサリア、3T束縛で除去られるもお替りサリア、4T銅纏い2体の害悪ムーブでそのまま危なげなく殴り切って勝利。優勝となりました。

 

夜の部

1回戦 【イゼットアーティファクト】 2-0

アーティファクトの速攻持ちクリーチャーにバフを付けて殴るという面白いデッキと対戦。ただ、サリアのマジレス性能が高すぎる故に勝利。

 

2回戦 【オルゾフ天使】 2-1

一戦目はサリア、エーデリン、銅纏い!でぶん殴って何もさせずに勝利。

二戦目は単体除去で遅延された所に、相手のアトラクサが間に合ってしまい投了。

三戦目は同じくサリア、エーデリン、銅纏い!でぶん殴って勝利。

 

3回戦 【バント毒性】 (夜の部決勝)2-1

珍しいタイプのデッキでしたが、このお店では毒性デッキを使う人が他にもいて、何度も対戦し白単人間がかなり有利だという事を知っていたため、落ち着いてプレイ出来ました。

一戦目はサリア粗暴な聖戦士で相手のプランが崩壊し勝利。

 

二戦目は相手の毒性クリーチャーの猛攻に耐えられず毒殺

 

三戦目、先2Tケランで相手の顔が歪む。

3T目に粗暴な聖戦士で相手のクリーチャーを除去し、ケランで殴ると何とトップは粗暴な聖戦士のお替り。これにはお互い顔を合わせて苦笑い。

そのままケランでアドバンテージを稼ぎつつ、サリアと粗暴な聖戦士で蓋をして危なげなく勝利。優勝となりました。

 

11月に0-3をかまし、失意の日記を書いていましたが、今回の大会で、少し自信を取り戻したので、次は大きな規模の大会への参加も考えてみたいところです。

 

 ではまた。