MTGA 23年6月 ミシック到達

 

 こんにちは。マルコです。

 

 2023年に入ってから、遂に紙の統率者デッキを作ることになり、その流れでスタンのデッキも組み出し、絶賛マジックにはまり中です。マジで沼ですね。

 統率者デッキ用に、沼と山をオイルスリックFoilにした辺りから「ああ、もう私戻れないんだ…」と悲しい気持ちになりました。

 

 そんなこんなでスタンの大会にも出るようになり、今回調整用に回していたMTGAでミシック到達したので、デッキ構築と、ランクを回していた時に考えていたことを書いていこうかと思います。

 

久し振りのミシック。スタンBO1で回してました。前回到達が21年9月なので1年以上振りですか。

 

デッキリスト

 

デッキ
4 有望な信徒 (VOW) 20
20 平地 (SIR) 279
4 徴兵士官 (BRO) 23
2 輝かしい聖戦士、エーデリン (MID) 1
4 粗暴な聖戦士 (MID) 7
4 スレイベンの守護者、サリア (VOW) 38
4 忍耐の繋守り (MOM) 14
1 皇国の地、永岩城 (NEO) 268
4 銅纏いの先兵 (MAT) 1
2 野心的な農場労働者 (MID) 2
4 イーオスの遍歴の騎士 (MOM) 26
4 選定された平和の番人 (DMU) 2
3 新ベナリアの守護者 (DMU) 19

サイドボード
3 軍備放棄 (BRO) 11
2 邪悪を打ち砕く (DMU) 17
1 ゴバカーンへの侵攻 (MOM) 22
1 離反ダニ、スクレルヴ (ONE) 33
1 ファイレクシアの立証者 (ONE) 27
1 魂なき看守 (ONE) 241
3 ゴバカーンへの侵攻 (MOM) 22
3 スクレルヴの巣 (ONE) 34

 

・コンセプト

 ぶっちゃけ白単アグロという並べて殴るデッキにコンセプトもクソもないのですが、一応今回は

 

イーオスの遍歴の騎士を最大限強く使う』

 

を根本に据えてデッキを調整してみました。

 

・各カード採用理由

 

徴兵士官】【有望な信徒

 取り合えず4積み。話はそれから。とりあえず今【白単でアグロを組むならどちらも4枚積んでいいと思います

 

 徴兵士官は序盤から2点火力で殴れるのも、後手を取った時に、相手のタフ2に対して壁の役割が出来るのも偉いです。

 リソースが切れた際の補充効果も、対同系アグロに対して圧力をかけられます。また、有望な信徒と一緒に殴った際、信徒の訓練が起動するものナイスな点。

 

 有望な信徒は訓練が強いのと、今ランクで流行っているセレズニアエンチャントに対して、メインからメタを張れる性能が素晴らしいと個人的に感じました。

 当初、樹海の自然主義がどんどんでかくなって絆魂で殴ってきたり、骨化をコピーされて盤面をズタズタにされる展開に

 

(いやこれBO1では無理だろ)

 

と絶望していましたが、信徒の効果でエンチャント軒並み割っていく方向にプレイングを変えた結果、相手が息切れして勝ちを拾えることがありました。デッキとして有利不利で言えば不利な気はしますが、このカードの存在でワンチャンはあると思います。

自然主義者のマナ軽減効果でテンポを取られ、ケイリクスやらで+1カウンターを載せながら、隙あれば骨化とかをコピーしてくる。頭おかしい…(小声)

 

忍耐の繋守り

 使ってみると意外と強いシリーズ第一弾 最初このカードを採用しているデッキを見て、

(え、0/1をデッキに入れるの。ホンマかよ)

と疑ったものでしたが、実は滅茶苦茶役割がありました。一つづつ挙げていきましょう。

 

・序盤の動きの安定

 単純に1コスのカードが4枚増えるので、一ターン目スキップすることが激減します。また、2,3ターン目も1+1、2+1の動きがやりやすいため、マナ効率最大の動きがしやすかったです。

 

・壁としての役割

 繋守りにカウンターを載せて置いておけば、他のクリーチャーで殴っている間の壁になれます。赤単アグロのようなライフを大事にしたい相手には非常に有効なのと、死亡した時にこちらのクリーチャーにカウンターを乗せ換えるので、隣のアタッカーの火力が増え、相手のライフに圧力をかけることが出来ます。

 

・殴り合いにおける補佐

 アグロ同士の盤面膠着時に、繋守りでカウンターを載せてタフネスを調整すれば、相手に不利なクリーチャー交換を強いることができます。

 

 (タフネスが5になったせいで2体ブロックじゃないと取れない…)と相手が無理やりブロックして取ってきても、そのターンにカウンターを載せたクリーチャーであれば、その+1カウンターを誰かに付け替えられます。これでカウンターを繋守りに置いておけば、死亡時にまたカウンターを別のクリーチャーに付け替えるので無駄がないです。

 

・有望な信徒とのシナジー

 有望な信徒の置物破壊効果が使いやすくなるのは勿論ですが、信徒あるあるの

 

「信徒の隣のクリーチャーがパワー同じだから訓練発動できねぇ…」

 

が、繋守りで隣クリーチャーに+1カウンターを載せることで解決します。こうなれば繋守りは実質+1カウンターを二個置く生物になるのです。

 

(例えば1T信徒、2T先兵と置くと、先兵の効果で信徒が2/2となり訓練が発動しないのですが、繋守り先兵を3/3にすれば、訓練込みで信徒も3/3になります)

 

・銅纏いの先兵とのシナジー

 カウンターを別のクリーチャーに置いてしまえば、後は0/1のバニラである繋守りも、銅纏いの先兵が入れば立派なアタッカーです。1/1でしつこく殴って相手を気絶させましょう。

 

・イーオスの遍歴の騎士とのシナジー

 召集というキーワード能力は、出して召喚酔いしている生物もタップして支払いコストに出来るため、1マナクリーチャーは

 

「マナを無駄にせず盤面を広げることが出来る生物」

 

となります。【イーオスを強く使う】がコンセプトであるこのデッキにおいて、1マナクリーチャーは幾らいても構わないのです。

 

 ざっと上げるだけでもこれだけの役割があり、使えば使うほど4枚採用でも困らないクリーチャーでした。

 

スレイベンの守護者、サリア

 2T目に出すサリアこの世で最も強いため絶対に引いてやるという強い意志で4積です。

 

 「伝説クリーチャーだから、ハンドでダブった時に困らない?」

そんなこと思う方もいらっしゃると思います。安心してください。皆全力でサリアに除去を打ってくるので問題ございません。じゃんじゃんサリア連打していこうな。

 

新ベナリアの守護者

 最後まで採用枚数に迷った一枚。破壊不能は確かに強いですし、効果で占術2出来るのも、マナフラorマナスクリューが死に直結するアグロにおいて有用なのですが、環境が骨化やら太陽降下等の追放除去に寄っていると空気なこともしばしば。

 ただ黒の単除去や地上戦には強いので、今回は枠の都合上3枚となりました。

 

野心的な農場労働者

 幾たびの調整を重ね、マナフラ防止のため土地21枚まで絞っていきました。そうなるとどうしても起こるのは土地を引かない問題。

 出来れば2Tで出したくはありませんが、土地を引くよりはマシということで2枚採用。人間なので部族シナジーは受けますし、変身した際の絆魂もアグロに対して中々強い場合も。

 

選定された平和の番人

 先手3Tの最強ムーブ コントロールで全体除去を弾くのは勿論、ミッドレンジ相手にも、こちらのハンドで対処出来ない札を弾けたりと、その後のゲームプランが立てやすくなる点が最強であると感じました。相手がハンドに同じカードを複数枚抱えていれば、指定してあげるだけでもサレンダーを貰うこともしばし。

 

 また、警戒がついているところもかなり強く、殴った後に召集のコストに出来るのは非常に魅力的でした。

 

粗暴な聖戦士

 貴重な除去枠 このデッキには骨化や軍備放棄といった除去を入れず

「全部イーオスから粗暴引っ張ってくればええ!!!」

の気持ちで組んでおります。実際これらのカードは、

 

・サリアで自分もコストが重くなってしまう点

・打ったタイミングでボードテンポを損なう点

 

が弱いと感じ、ならボードアドバンテージを取りながら除去できる粗暴一本に絞ってしまえば、イーオスで疑似サーチも出来るし強いんじゃないかと思った次第です。

 

 粗暴は除去されるとクリーチャーが戻ってくるデメリットはありますが、番人で予め除去を弾く、サリア先兵で除去を打たせない動きをすることである程度カバーできます。

 

輝かしい聖戦士、エーデリン

 まず間違いなく強いカード…ではありますが、今回粗暴番人4枚3マナ帯を採用しており、かつ土地も絞っているため、エーデリン多く採用できず2枚となりました。

 

イーオスの遍歴の騎士

使ってみると意外と強いシリーズ第二弾 ガチの最強

 「召集ってタップするから殴る機会失ったり、壁立たせておくこと出来なくて困るのでは」

 

 と、使う前は思っていましたが、幾らアグロデッキでも、相手にタフネスが高いクリーチャーを置かれ殴れず硬直する場面があったり、また、召集は召喚酔いしているクリーチャーをタップ出来るため、使ってみるとテンポロスは気にならなくなります。

 単純に4/4スタッツも高く、銅纏いもいれば5/4!シェオルドレットと相打ちが取れるのは素晴らしいと言わざるを得ません。

 

 何よりリソースの回復が出来る点があまりにも強い。五体召集したらイーオスも回収出来る!イーオスからイーオス持ってきたら相手が絶望した顔をします。

 

・試したが抜けていったカード達

ゴバカーンへの侵攻

 

 最近の白単アグロではメイン採用も珍しくないカードであり、私も例に漏れずメインに3~4枚投入で回していたのですが、地味に2点打点が多いこのデッキでは、綺麗にゴバカーンが割れずモヤる場面が多かったためサイド行きとなりました。

 後、2Tサリアの動きをすると、3Tゴバカーン→1コスクリーチャーとサリアで殴ろうとするも、変身コストが払えないので殴れない というシーンが多発したのも見送りの理由でした。

 

 ただ、今思い返すと、例えば4Tに2マナクリーチャー+ゴバカーンのような、盤面を整えて出したターンに割れるようにするとか、私がもっと上手い使い方をしていたら印象が違ったかなぁと思います。要検討

 

聖戦士の奇襲兵

 

 【セレズニアエンチャントに対する憎しみから採用したカード。置物多様デッキには良く刺さりますが、結局やってることは1:1交換であり、これで2~3コスの置物割ってもテンポも稼げてないので不採用に。置物使わないデッキ相手には、そもそもタフ1が弱すぎる。

 

剛胆な敵対者

 

 かなりお気に入りのカードで、2~3枚採用していたのですが、クリーチャーを低コストで固めてイーオスを上手く使うというコンセプトで考えた時、このクリーチャーは効果起動を考えると実質4マナクリーチャーであり、デッキのテンポにそぐわない点。また、単除去を食らった時の損失が著しいことを考え採用見送りとなりました。

 

・マリガン基準

 初手は1コスクリーチャーが居なかったらマリガン。後はある程度歪なハンドでも我慢しましょう。どうせデッキのクリーチャーはイーオスを除けば3コス以下しかないので、ドローしていれば勝手にマナカーブに沿った動きが出来ます。アグロデッキなので単体でカードアドバンテージを稼ぐカードは少なく、2マリしたら負けぐらいの気持ちでいきましょう。

 

・回し方

 まぁぶっちゃけマナ余りなく出すだけなんで回し方もクソもない。

 強いてあげるなら、

 

・大抵の場合、1T目に徴兵士官を出すより、信徒を出した方が最終総ダメージが多い

・イーオスは出せる時に出しておく

・銅纏いは手札のクリーチャーを出し切った後に出す

 

の三点は、回す上で頭の片隅に置いておくと戦いやすくなると思います。

 

 サイドに関してはこれからBO3をアリーナで回して調整していくので、まだまだ粗削りな所があり、今回は割愛します。また固まったら紹介したいですね。

好きなカード【ファイレクシアの立証者

赤単】相手に出すと相手がサレンダーしてくれるので面白い。

 

 これからどんなデッキが流行っていくのか、この白単でどこまで行けるのか楽しみです。

 

 ではまた。